山のトイレ事情

近年の山のトイレ事情と、山の環境を守るために心掛けたいこと

近年、登山者の増加による山の環境汚染が問題になっています。食べ物の包装袋などのポイ捨てゴミも多いですが、糞尿・トイレットペーパーも環境汚染の大きな原因の一つです。

 

糞尿などは、本来、自然の浄化能力で時間がたてば自然に返るものなのですが、登山者の増加により自然の分解能力が追い付かなくなっているのが現状です。

 

富士山でも一時期、トイレットペーパーがいたるところに散らばって「白い川」となり、とてもひどい景色だったようです。

 

しかし、富士山の美しい景色・環境を守るために、トイレの整備や登山家・野口健さん率いる清掃登山などが行われ、現在はそのような汚い光景を見ることも少なくなりました。

 

山のトイレは和式・洋式・汲み取り式・水洗・バイオトイレ(微生物の力で糞尿を分解するもの)など、その山によりさまざまです。

 

登山者の多い有名な山(富士山、北アルプスの山など)は、きれいで匂いもほとんどない水洗トイレが多いですが、登山者の少ない北海道や東北地方のマニアックな山は、昔ながらの和式・汲み取り式(匂いもキツイ)が多いです。

 

トイレットペーパーが備え付けられているトイレもありますが、ないトイレの方が多いですので、トイレットペーパーは必ず持参しましょう。登山口にあるトイレはトイレットペーパーがあり、山中のトイレにはないことが多い印象があります。

 

山の中で(外で)トイレをするときは、使い終わったトイレットペーパーは持ち帰りましょう

 

最近では携帯トイレの使用が推奨されています。早池峰山などでは登山口で携帯トイレを販売しています。できればそういった携帯トイレを持っていき、そこで用を足して汚物ごと包んで持ち帰るのが理想です。

 


ハイマウント 簡易トイレ (便袋4袋/高密度チャック袋2袋)

 

また、トイレを使用するのにお金がかかる山もあります(富士山など)。1回のトイレ使用で100円程度のチップを払います。そのトイレを掃除する人、汚物処理をする人がいることを考えると、その程度のお金を払うのは当然とも言えます。

 

無料で使えるトイレでも、ボランティアの方々が定期的に掃除をしたり、(汲み取り式の場合)たまった糞尿を山から降ろしたりしているので、そういった人たちがいることを意識してトイレをキレイに使うよう心掛けたいものです。

 

 

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